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戦場のメリークリスマス[日本映画]の評価: 2007/11/15 by どうか Kappa と発音してください。


[悲しい] [友情] [考えさせられた]
日本映画総合点829位2,893作品中総合点3 / 偏差値51.02
日本映画平均点217位370作品中平均点0.30=普通/10評価
1983年日本映画総合点8位26作品中

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[推薦数:1] 2007/11/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/この評価を推薦/削除・改善提案/共感コメント送る]
by 評価履歴[良い:326(30%) 普通:448(42%) 悪い:303(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 4184
ヴァン・デル・ポスト原作『影の獄にて』を映画化。女性が一切出演しない男くさい映画。
当時、カンヌ国際映画祭で今村監督の『楢山節考』とグランプリを争うほどの作品だ。結局グランプリは『楢山節考』にもっていかれたのだが、鮮烈な作品であることに変わりはない。
残酷と無垢が入り混じったような世界がそこにはあり、大島監督の独特の美意識がそこに描かれている。ハラ軍曹(ビートたけし)がクリスマスの日に無邪気に捕虜収容所で"ファーゼルクリスマス"、そして処刑前日、"メリークリスマス"とロレンス(トムコンティ)に発するとき、そこには本当に聖なる空間があるようだ。

ヨノイ陸軍大佐(坂本龍一)とセリアズ(デビッドボウイ)とのエピソードも印象的だ。ヨノイは死に遅れていること、そしてセリアズは弟を守れなかったことに対してそれぞれが死を見つめ、そこに歩み寄ろうとする。お互いにその心情に何かしらの共感を覚えているのだ。そしてセリアズはそのことを理解していて、そのことでヨノイはたびたび困惑するのだ。セリアズがヨノイにキスをする有名なシーンがある。これはホモセクシャルを超えた、純粋な人に対する"愛"のように感じられる。それはセリアズが死を選ぶための儀式であり、ヨノイに対する別れのようにも見える。彼は処刑されたというよりも、処刑を選んだというべきであろう。彼の心の安寧の中で死を迎え、収容所のほかの者たちが救われるところはまるでキリストのようだ。

あまりにも有名な坂本龍一のサウンドトラックだが、彼自身はこの中のメインテーマ「メリー・クリスマス・Mr.ローレンス」を演歌だと発言しており、その騒がれっぷりに作曲者自身が辟易している。確かにサントラとは思えないほど、情動的でメロディアスで曲が多い。しかし、その自己主張の激しい曲が溶け込むような映像世界が出来上がっているこの作品の存在感に驚くばかりなのだ。

[共感]
2018/10/14 合点のいくレビューに感銘を受けました。 by KODOKU
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