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獄門島(1977年TBS放送)[ドラマ]の評価: 2017/07/11 by 霧の童話



ドラマ総合点866位2,383作品中総合点2 / 偏差値49.79
1977年ドラマ総合点10位25作品中

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2017/07/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/この評価を推薦/削除・改善提案/共感コメント送る]
by 評価履歴[良い:722(51%) 普通:387(27%) 悪い:302(21%)] / プロバイダ: 23693 ホスト:23721 ブラウザ: 5171
第1期『横溝正史シリーズ』の5作目にラインナップされたタイトルですが、本作の完結編たる第4話オンエア日から丁度1週間後に市川崑版『獄門島』が封切りを控えている事も有り、ほぼ同時期に古谷金田一と石坂金田一に因る「獄門島対決 ( ! )」が勃発するという珍現象を招く事態に…(汗
この点を踏まえると、如何に劇場版スタッフが差別化を図るのに苦慮していたのかが窺えますが、双方とも「東宝制作」だよね ? 潰し合ってどーするよw

さて、全4話と綺麗に「起」「承」「転」「結」へ振り分ける事が可能な構成を施されている横溝シリーズ版『獄門島』ですが、同じ「盛夏」に季節を設定しているのにも関らず劇場版以上に「クソ暑い」印象を受けましたね。なんつーか、人の精神すら蝕む程に陽射しがギラギラ照り付けている上に、夜間のシーンですら「熱帯夜」っぽい雰囲気を醸し出してるモンだから、連日の真夏日に辟易させられてる身としては至近距離に扇風機をセットしつつ鑑賞に臨んでましたが、その「ギラついた陽射し」が亡者の怨念と狂気に支配された獄門島の「禍々しさ」を此の上なく抽出しており、物語を盛り上げる事に貢献していたと言えるでしょう。

比較的スローテンポで話が進行する上に、各話共通で後半に成らないと大きな動きが見られない事も響いて少々間怠さは否めないんですが、劇場版以上に優れている点が多々存在していたので、個人的には然ほど退屈さを感じずに観終える事が出来ましたね。
臨終寸前の嘉右衛門の病床へ乱入し「トドメ」を刺すかの如く奔放に振舞った挙句、事切れた彼の死に顔を冷ややかに見下ろす三姉妹で幕を開けたプロローグは、後に訪れる彼女達の末路を思うと皮肉が利き過ぎていて「ニヤリ」とさせられるし、劇場版以上に「ウザさ」を発揮する事で、分家ゆえのコンプレックスを露にしたお志保の「小姑」の如き厭味キャラ属性も却ってナイス。磯川警部を効果的に配置する事で、劇場版では強引さが拭えなかった俳句の重要性に気付く流れもスムーズに成っているし、雲に隠れる月で月代の死を暗示させたまま幕を下ろす第3話ラストに至っては、演出レベルの高さに心底脱帽させられる程でした。与三松の顛末にもキッチリ言及している辺り、ひょっとして劇場版以上の完成度を誇っているかも ?

反面、第1話で真犯人が金田一からの追求を「人知の及ばぬ力」云々という苦しい弁明で誤魔化すくだりや、ほぼ全話に亘って挿入される千万太病死シーンのクドさ、割と味気無かった雪枝の死体を確認する描写(コレに関しては「首チョンパ」という猟奇度MAXなサービスが有る劇場版に軍配が上がる)、金田一とのロマンス要素が割愛された影響で著しく影が薄くなった早苗、復員詐欺の存在全面オミットなど、「コレさえ無ければ」と悔やまれる箇所も有りますが、然ほどネックには映りませんでしたね。早苗とのロマンスに関しては元々必然性を感じてないクチなんで、自分。

評価的には「とても良い」寄りの「良い」ですが、後々評価を変更するかも知れませんね。故・中江真司氏に因る「呪詛」の如き不吉な予告ナレも最高でした。
本作と劇場版、双方を合わせると其々に感じた「喰い足りない要素」が上手い具合に補い合って、「金田一シリーズ最高傑作」に成るンですけどねえ…。

[共感]
2018/12/11 >「獄門島対決 ( ! )」潰し合ってどーするよw 全くもって、その通り(笑。 by 十傑集

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