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ゾンビランドサガ[アニメ]の評価: 2018/12/27 by ビキ


[友情] [可笑しく笑える] [感動] [可愛い] [楽しい] [面白い] [びっくり]
アニメ総合点904位6,180作品中総合点32 / 偏差値52.58
アニメ平均点516位2,807作品中平均点1.45=良い/22評価
2018年アニメ総合点3位214作品中

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[推薦数:2] 2018/12/27 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/この評価を推薦/削除・改善提案/共感コメント送る]
by 評価履歴[良い:19(90%) 普通:2(10%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 4863 ホスト:4677 ブラウザ: 5513
ゾンビとなって現世によみがえった7人が、謎のプロデューサー・巽の下で佐賀県のローカルアイドルとして活動するアニメ

【良い点】
・主旨が明確
・出オチに見えるテーマを真摯に取り扱っているところ

【悪い点】
・一部のキャラと設定が投げっぱなし
・もうちょいシリアスでも良かった

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■主旨が明確
優れた創作は一言でそのストーリーの主旨と目的を言い表すことが出来る、と言われる。
このアニメに関していえば、主旨は上の一行目の説明が全てであり、目的は繰り返し「佐賀を救う事」と提示される。この明快さは背景を持たないオリジナルアニメだからこそ活きている。

■出オチに見えるテーマを真摯に取り扱っているところ
第一話を見て誰もが「出オチ」だと思ったはずである。放送前はゾンビもののホラーを擬して宣伝された。事実第一話前半も前宣伝通りのホラーとして進行し、後半にギャグ交じりにゾンビ・ローカルアイドルものと開示される流れは、確かにおもしろいが、とりあえず斬新な組み合わせ出してきただけじゃねえか!と言う感情を誰もが持ったはずである。
ただ製作者はこれを出オチにせず、それぞれの要素にとても真摯だった。そしてそこがとても良かった。

まず「佐賀」に真摯だった。
舞台は決して佐賀県を離れる事はなく、最終話の目標も佐賀県内のステージ(アルピノってどこだ?)になっている。高齢化や過疎化を自虐ギャグで消化しつつ、ローカルスポットやローカルイベント・名物をきちんと取り上げて行く姿勢は、まさに町おこしアニメの鑑である。この路線では5話が白眉で、全国的に全く知名度のないもので臆せず1話やりきろうという姿勢は潔さすらあるし、みんな鶏肉食べたくなったと思う。あと各話のアイキャッチも毎回佐賀の名物(スポンサーの本社ビルは名物なのか?)を紹介してて非常に好感が持てる。
物語後半では設定の根幹部分も佐賀に伝わる不老不死伝説をモチーフにしていると示唆してきて、最後まで隙なく佐賀要素を押してくる。

次に「ゾンビ」真摯だった。
ゾンビであるということは、一度死んでいるということである。このアニメはこの事実から背を向ける事はなかった。楽しいだけのモノを作るなら適当に流してしまって良いこの要素は、しかし、きちんと取り上げることでキャラクターにとても深みをもたらしたと思う。
一度死んでいるということは、残してきた者が居る、果たされなかった未練があるということであり、今作でそれを取り上げることはつまり、BADエンディングへの反逆なのである。

最後に「アイドル」に真摯だった。
持っていない「さくら」がテレビの中の水野愛に勇気づけられるシーンなんかも挙げる事が出来るが、白眉は7話。
違う時代で死んでいるメンバーの間では時代による「アイドル像」にギャップがあるという、非常に特異なテーマで、なるほど、確かにこんなのゾンビものでしか出来ないアイドルアニメである。
この話でのプロデューサー・巽の説得はアイドル像の時代による変遷の考察として完璧で、素晴らしい。(話し方が完全にシリアスモードの岡部倫太郎になっていることを差し引いても)

■一部のキャラと設定が投げっぱなし
まるで海外ドラマのシーズン1のように、とにかく投げっぱなしの設定を増やして最終話へ向かっていく。せっかく「生前を描写することでキャラを立てる」という独自の手法を確立していたにも関わらず、メインメンバーのうち2人は生前が描写されないまま終わる。
これは完全に個人の趣味の問題になるが、限られた尺のなかでパズルのように要素を使い切っていくものの方が好きなので、ここはややマイナスポイントだった

■もうちょいシリアスでも良かった
どうやっても死が絡むシナリオのため、シリアスになり過ぎないように制御しているところが感じられたが、自分としてはもっと重めでも問題なかったな。
純子が凹んでいる事について物理的にキノコを生やしたり、リリィの死因だったり。当人にとってはめちゃくちゃ重い話であり、確かに少し軽さを出してあげたいという作り手の気持ちはわからなくもないが。

【総合評価】
とにかく、第1話を見た時の印象からすると数百倍はテーマに真摯な作品だった。そこが一番良かった。

全編通してプロデューサー・巽幸太郎の牽引力が凄まじく、どんな展開を差し出されても「あいつなら仕方ない」という無形の説得力がある。
とにかく勢いがあり、佐賀・ゾンビ・アイドルに真摯であり、ナンセンスギャグもシリアス演技もこなすが、大事なコトは実はあまり言ってくれず、雰囲気がシリアスになりすぎると軽いギャグでかわそうとしてくる。
この巽幸太郎と言うキャラクターは、このアニメそのものである。

ベストは7話かな。こんな無茶苦茶な設定でアイドルアニメをやる意味・意義をきちんと見せられた気分で拍手物だった。
あと(本人はその時は気づいてないけど)さくらの初めての成功体験という描かれ方をしているところもポイントかと。

[共感]
2019/02/04 アイドルのことは詳しくないですが、愛と純子が自らのアイドル観をぶつけ合い、巽によってそれが止揚されるくだりは圧巻でした。虚構ではなく現実世界でも通用するその答えは、作者がどれほど真摯だったかが現れたものだと思います。 by E・カリング
次を読む: 「【良い点】・作品の柱...」 by 無慈悲1020


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